いきなりアマゾン3位の3分間コーチを、畏れ多くも「あの方」の方法で書評すると…… ●干場
昨日、タイトルにこだわる件でとりあげた「ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ」、アマゾンでの発売と同時に、ハリー・ポッターを抜いて、いきなりアマゾン3位に。
著者の率いるコーチ21,コーチAで、コーチングを習ったり、コーチを受けたり、講演や研修を受けたり聞いたりした方は、軽く10万人を超えるとは聞いていましたが、これほどまでとは……。
期待の高さを感じます。書店様には、2,3日後の到着となりますこと、お許しくださいませ。
それにしても、1位も、相変わらず強い、わが社の「仕組み仕事術」。
「3分間コーチ」のファンの方、なんか、申し訳ないです……(!?)
今夜あたり、逆転なるか? もし、1位になったのにお気づきの方いらしたら、教えてください!?
さて、では、ここで、もう一度、この本について、3月9日の記事でご紹介した、小飼弾さんが、『「婚活」時代』についてとりあげてくださった手法で、論じたいと思います(ごめんなさい、勝手に……!)。
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本書評は、この流儀にしたがって、
「何が書かれていないか」にあえて焦点をあてて書いてみる事にする
本書は、わが国にはじめて本格的にコーチングを導入した著者による、2002年の『コーチング・マネジメント』以来の、正統派のコーチング書である。
たしかに、現在の組織、ならびにマネジャーたちにとって、コーチングを用いた部下育成がいかに重要かを説いたうえで、その手法を具体的にあげ、さらには、新しいマネジャー像として、コーチ型マネジャーというものを提案しているという点で、コーチングについて知ろうと思う者、すでに何らかの形で、それに触れている者にとっては、まさに、待望の、そして、必読の書だろう。
では、この本に書かれていないことは何か?
目次を見てみよう。
第1章 この三分間が組織を変える!
1 二つの時間をつくる
2 三分間コーチは、コミュニケーションのプラットホームをつくる
3 実行されることの量とスピードが変わる
第2章 その瞬間をつかまえる
1 観察して、その瞬間をとらえる
2 仕事の流れに沿って、場面をとらえる
3 ニーズに沿って、場面をとらえる
4 部下が声をかけやすい環境をつくる
第3章 そこに、その<場所>をつくる
1 どうやって、声をかけるのか?
2 どうやって部下に話させるのか?
3 信頼関係を築く
第4章 これについてコーチする
1 ビジョンをつくる
2 問いを共有する
3 個人の目標を設定する
4 今いる場所を示す
5 リソースを最大化する
第5章 コーチ型マネジャーの時代
1 そもそもコミュニケーションは大切か?
2 いかにして変化を起こすか?
3 コーチ型マネジャーの時代
おわかりだろうか?
本書は、コーチングの書でありながら、コーチングのスキルが出てこない。
コーチをすべき、『時』と『場面』と『テーマ』について書いてあるだけで、コーチングの本というと必ず出てくる、「傾聴」とか「チャンクダウン」とかいった、コーチングワードもスキルも出てこないのである。
ひたすら、部下と会話する時間をつくれ、同じ量なら頻度を高く、1回に3分で十分だ、その代わり、効果的なタイミングをとらえよ、それは、このタイミングだと、3分間の見つけ方が、きわめて具体的に述べられている。
まずは時間をとれ。部下のことを考える時間もとれ。
何を話すかなんて、あとでいいと。
コーチングを語る者は多くても、ほんとうの意味でのコーチは少ない。
これは、著者の言葉だが、まさに、本書は、
コーチングを習うための書ではなく、
ビジネスのまさに現場で、コーチになるための書である。
部下の成長のために、組織の成長のために、そして何より、自分自身の成長のために。
その意味で、本書は、実は、コーチングの書ではない。
コーチング書を装った、革新的マネジメント書だ。
「ひとりでも部下のいる」二人以上のチームから、大企業の幹部まで、
あらゆる層で、今すぐ実行可能で、効果を上げる、
マネジメント、ヒューマンリソースマネジメントの書なのである。
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ああ、つかれた……。ごめんなさい。弾さんと弾さんのファンの方、似てもにつかない、我田引水なものになってしまって。
というのも、実は、これもわたしが編集したんです。で、つい力が入ってしまった(なので、誤植あっても責めないで頂けると幸いです……?!)。
せめてものサービスに、最後になんか面白いこと書きたいと思いましたが、今日はここで。
でも、ほんと、仕事を、職場を変える力を持った本だと思います。デザインも、みなさまに選んで頂いただけあって、うっとりするほど美しい。
お勧めです。




こんばんは、gaseidou2です。
『3分間コーチ』、拝読しました。
人を育てることが天職だと思っているわたしにとって、
とてもためになる本でした。ありがとうございます。
なかには知らず知らず実践していることもあり、
意を強くすることもできました。
わたしが読んだ中で、みんなにお薦めしたい本を、
別のブログで紹介しています。
そこに書評といいますか、お薦めコメントをアップしましたので、
トラックバックさせていただきました。
よければ見てみてください。
投稿: gaseidou2 | 2008年3月17日 (月) 01:08